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施工までの流れ

現場調査・診断

 建物の維持保全は、経年劣化による資産価値の低下を防ぐと共に、快適な生活環境を維持させる事が目的となります。建物の維持保全の為には的確な修繕工事が必要ですが、工事を検討される前に、建物の調査診断を実施し、建物の劣化を把握してから、修繕工事を計画・立案する事が望まれます。

 お問い合わせ頂きましたら建物の現状などを簡単にヒアリングし、現場調査・診断の日程を決めさせて頂きます。

 現場調査・現場診断では目視調査などの無料調査を中心に様々な面から建物の調査を実施し、調査完了後には『建物調査診断報告書』を提出させて頂いております。

 なお、状況に応じて有料での詳しい調査をお勧めすることもございます。

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修繕プランのご提案 見積作成

 『建物調査診断報告書』を元に、調査させて頂いた建物に最適な工事(工法)のご提案とそれに伴うお見積りを無料で作成させて頂きます。

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ご契約
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工事説明会の開催

 工事のご下命を頂きましたら、工事説明会を実施します。工事説明会では一連の工事の流れ、工事の内容、管理体制、アフターメンテンス体制や、工事の日程によっては洗濯物を干すことが出来ない、などの居住者様へのお願いを基本的なことから生活に密着した現実的な問題までご案内いたします。

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工事着工

■安全・工程及び品質管理
 アスカでは安全で確かな品質の工事をお届けするため、工事にかかわる全業者を招集した着工前会議の開催は元より、着工後は日々の安全工程打合せ及び週一回の工程会議を行い、現場管理をアスカ社員である現場代理人が実施します。

 また月に一度、アスカ社員による現場視察を含んだ全体会議を実施し、品質の向上に努めるようにしており、問題点があった場合は速やかに対応して、次回の会議にフィードバックしています。

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本体工事
仮設工事

■足場仮設工事
 外壁など手の届かない箇所の工事を行うために、建物の周りに足場を設置し、同時に足場の外側をシートで覆います。資材の落下や材料の飛散を防止する重要な工程となります。また、必要に応じ落下防止用の棚を設ける場合もあります。

 防犯対策としては足場の地上部分には金網を設置して第三者の侵入を防止します。また、居住者様の通路部分などについては照明器具を設置して夜間でも安全な通行が出来る様、計画します。

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下地補修工事

 下地補修工事は、建物本体(コンクリート)のひび割れ、鉄筋等の錆による躯体表面の爆裂、欠損、浮きなどを補修し、建物の寿命を延ばすと共に、その後に行う「塗装工事」「防水工事」においての仕上がりに大きく影響する工事です。どんなに良い塗装材や防水材を用いても、この躯体補修をしっかりしなければ建物を保護する事はできなくなってしまうので、非常に重要な工事です。

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シーリング工事

 マンションの外壁をよく見ると建物は異なる部材の集まりになっています。建物の部材と部材の接合部の目地や、建物の窓硝子やサッシの周囲にシーリング材(ゴム状のもの)を充填し、目地部から水の侵入・空気の通過を防止するために行う工事です。
 充填されたシーリング材が、水密性・機密性を確保して漏水を防ぐことを目的としています。

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塗装工事

■鉄部塗装
 鉄部塗装工事は、建物内外の「鉄」でできているものに対し、その耐久性向上のために行う工事で、ケレン(錆落し)→ 錆止め(下塗り)→中塗り→上塗り(仕上げ塗り)という4工程を経て仕上がりとなります。特に重要なのは、ケレン(錆落し)で、耐久性に一番影響が出る作業と言えます。必要に応じ、錆の進行を止める処置をする場合もあります。

 外壁塗装に入る前に中塗りまで進めておくのが一般的な進め方です。鉄部とは鉄製でできている部分で主に扉やシャッター、立体駐車場などです。鉄部の寿命は外壁より短く約5年程度で塗替え工事を行うほうが良いとされています。

■内外壁塗装
 内外壁塗装は様々な仕様がありますが、鉄部・内外壁共に塗装面を保護する役割と美観を復元する役割があります。いずれにしても規定の膜厚(材料の厚さ)を確保しないと劣化が早く進行してしまいます。

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防水工事

 施工部位としては、屋上・屋根・庇(ひさし)・ベランダ床・共用廊下床・階段床などが中心で工法としては大きく分けると、塗膜防水、シート防水、アスファルト防水の3つに分類されます。降雨水等の侵入防止、排水等の漏水防止を目的とし、建物の最低条件である生活環境を守るという面でも躯体補修と同じように非常に重要な工事です。

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検査

 まず、足場を外す前に外壁・各住戸のベランダ・屋上防水等の社内検査(工事監理者がいる場合は社内検査→手直し後に工事監理者検査)を実施し、不具合が見つかった場合は、期日を設けて手直しを実施し、是正が終われば確認検査を行います(指摘事項が少数、軽微な場合は、写真による報告をすることもあります)。その結果を管理組合様に報告し、その後、管理組合様による検査を実施して頂きます。足場にかかわる箇所以外(共用廊下や階段・エントランスホール等)も同様に検査を実施し、全ての工事が終われば竣工検査を行ない、不具合個所が是正されれば、工事が完了します。

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竣工引き渡し

 工事完成後直ちに、工事完成届、竣工引渡書、使用材料メーカーリスト、主要仕上げ材一覧表、工事写真、打合せ議事録、検査記録、各種工事保証書、各種材料出荷証明書などをまとめた「工事竣工図書」を提出し、管理組合理事長、修繕委員長に確認して頂き、引き渡しとなります。

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アフターサービス

 アフターメンテナンスについては、工事引き渡し後、1、3、5、10年と定期的に点検を実施し、その中で万が一、工事不備による欠陥・欠損が発生した場合は、無償で補修工事を実施しております。また、弊社で目視・点検を行い、管理組合様に調査報告書を提出いたします。